金融庁は「金融サービス利用者相談室※」という相談窓口を設けているのですが、先週7日、その受付状況と内容が公表されていました。
※金融サービス利用者の利便性の向上を図るとともに、寄せられた情報を金融行政に有効活用するため、金融サービス等に関する利用者からの電話・ウェブサイト・郵送等を通じた質問・相談・意見等に一元的に対応する金融サービス利用者相談室(相談室)を開設しています。
受付の件数は12,432件で、前期(令和6年7月-9月)の11,591件に比べて、やや増加(841件)しているとのこと。
金融庁当該情報HP
https://www.fsa.go.jp/soudan/2024soudan10-12/2024_10-12.html
その中で、貸金等に関する相談件数は、前年同期(10-12月)に比べて、増加(565件→648件)しています。
要因別では、一般的な照会・質問に関するものが198件(31%)、個別取引・契約の結果に関するものが181件(28%)等となっていて、貸金業協会等の業界団体を紹介した相談等も45件あったようです。
また、貸しはがしや貸し渋り(ぶっそうな話ですが)に関する情報の受付情報も公表されていました。
年間ベースでいうと、昨年と比べて7件増加したようです。(16→23件、率にすると44%増)
年間の推移を見ると↓このような感じ
増えてはいますが、コロナ時期のときの数と比べたら1/3弱なので、金融機関の対応については落ち着いてる感じですかね。
今時分は中小企業金融の円滑化や十分な説明、苦情処理の強化などなど中小企業を応援せよーとのお達しがお上から出てますので、これにさからって貸しはがしなどする金融機関はそうそうないかと思います。
そのなかでも年間23件はあった、チャレンジングな(笑)金融機関があったということですね。
ただこちら相談を受けるだけのガス抜き機関ではありません。金融庁にタレこまれた金融機関の内6つの金融機関については、実際に金融庁が動きまして、ヒアリングや検証をしたそうです。
いやはやこわいですね。
銀行側担当者やら支店長やらの出世の道は途切れたであろうことはおそらくまちがいないでしょう。くわばら。
皆さんも金融機関から納得のいかない対応をされたときは、「相談室」に話をもちかけてみましょう。もしかすると「金融サービス利用者相談室」に相談します、というだけで態度が180度変わるかもしれません(笑)
ただ乱発はしないようにしましょう。伝家の宝刀でぜひ。
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