事業再生コンサルがピックアップした補助金等中小企業関連情報の今回は、事業復活支援金の締め切りに関するニュースです。
コロナの影響を受けた中小法人・個人事業者に対し、事業継続・回復を支援する目的の補助金、事業復活支援金の締切が5月31日に迫っています。
申請手続きで求められる事前確認の締切が5月26日なので、実質的には5月26日が締め切りとなります。
ちなみに給付金は、売上高の減少率と年間売上高に応じて、個人の30万円~法人の250万円となっています。 少額のようにも見えますが、営業利益5%とかの事業者さんなら100万稼ぐのに2千万の売上が必要なのですから、それなりのインパクトはありますね。
なにがしかのコロナ影響で売り上げが落ちている事業者さんが多いかと思います。バラマキ、金額が少なすぎるなどいろいろ批判もある支援金ですが、手当いただけるものはありがたく頂戴しておきましょう。
ちなみに、給付の対象者は、
・新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者さんで、
・2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が、
・2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の売上高と比較して、
・50%以上又は30%以上50%未満減少した事業者さん
です。
気になる給付額ですが、以下のような計算式で計算されます。
給付額 = 基準期間の売上高 - 対象月の売上高×5
ここでいう基準期間とは、
「2018年11月~2019年3月」、
「2019年11月~2020年3月」、
「2020年11月~2021年3月」、
対象月とは、
2021年11月~2022年3月のいずれかの月(つまり1か月)です。
つまり、5か月分の売上減少額を補填してくれるということになりますね。
ですが給付上限があり、これは売上高の減少具合により異なります。
〈売上高減少率50%以上〉
年間売上1億円以下 100万円
年間売上1億超~5億円 150万円
年間売上5億円超 250万円
個人事業主 50万円
〈売上高減少率30以上50%未満〉
年間売上1億円以下 60万円
年間売上1億超~5億円 90万円
年間売上5億円超 150万円
個人事業主 30万円
5か月分の減少額が上記上限未満という事業者さんは少ないと思いますので、実質はこの上限額が給付金額、ということになろうかと思います。
ありがたい給付金ですが、売上減少がコロナの影響である必要があるので、その点はご注意ください。(影響裏付け資料の提出が求められることがある)
なお、詳細情報・資料等は事業復活支援金のホームページで確認ください。
https://jigyou-fukkatsu.go.jp/
給付金額のシミュレーションもできるようです。
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