2014年11月13日、一般社団法人全国銀行協会は、中小企業の資金需要に積極的に応えていこうという趣旨の申し合わせをした旨を公表しました。
斯様な方向性は以前からもあったところ、わざわざ公表するという行為をとったところが、彼ら銀行にもプレッシャーが来ているのだな、と感じます。
とはいえ、貸出先を作る、という積極性はあまりないのが銀行さん。なかなか思う通りには行かないでしょうね。財務内容が優良な中小企業に「借りてくれ借りてくれ」と営業に」来ているのはこういう事情があるのかもしれませんね。
以下公表資料の要約です。
一般社団法人全国銀行協会(会長:平野信行 三菱東京UFJ銀行頭取)は、中小企業等の資金需要に柔軟かつ積極的に対応し、中小企業金融等の取組みに全力をあげるよう、別紙1のとおり申し合わせを行った。
また、本年2月に「経営者保証に関するガイドライン」の適用が開始されたことなどを踏まえ、中小企業金融等に係る銀行界の共有理念である「中小企業者等に対する金融の円滑化に向けた行動指針」(その後、平成25年5月16日に一部改定)を別紙2のとおり改定(改定後の全文は別紙3参照)した。
銀行界では、金融仲介機能の役割を果たすことを最も重要な社会的・公共的使命と位置づけ、対応してきているが、各会員銀行がより一層、金融仲介機能を発揮し、中小企業等のお客さまの事業発展や個人のお客さまの生活向上に必要な信用供与を行うことにより、国民経済、地域社会の安定的な発展、公共の福祉に貢献できるよう努めていく。(今回、この趣旨を明確にするよう、同行動指針の表題も「中小企業等に対する積極的な金融仲介機能の発揮に向けた行動指針」に変更した)。
中小企業経営者の悩みに寄り添った事業再生・再成長支援
池田ビジネスコンサルティング