2017年3月28日、2017年1-3月期の中小企業景況が中小企業庁より公表されました。
調査資料を見ると、全体的にはまだまだ業況はあまり良くないようです。
とはいえ、持ち直しの兆しも多少なりともあり、悲観的に過ぎる必要はなさそうです。
製造業の業況判断はマイナス幅が縮小しており、なかでも鉄鋼・非鉄金属、輸送用機械器具の回復が目立ちます。また、金属製品も回復傾向にあります。
全体的に持ち直し基調にある一方、窯業・土石製品、印刷は深いマイナス度合いから、なかなか抜け出せずにいます。
非製造業に目を向けると、建設業はまあまあの業況ですが、小売業や飲食店、個人向けのサービス業の業況はまだまだ悪いようです。
肌感含め、好調な株価に引っ張られ、製造業に仕事が戻ってきている印象があります。
ただ、まだまだ個人のお財布レベルまでには至っておらず、なかなか低迷を脱することができていないようですね。
従業員不足感は拡大してますので、賃金上昇に転ずれば、個人消費にもプラスの影響を与えるかもしれません。
ただ、その過程で人件費上昇による採算悪化により潰れるところも出てくるでしょう。
景気回復への踏ん張りどころですね。
他詳細は以下中小企業庁の公表資料をご覧ください。
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http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keikyo/147keikyo/147sokuhou.pdf
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