平成29年10月10日、経済産業省より、ロボット革命イニシアチブ協議会で取り纏めた「スマートものづくり応援ツール・レシピ」が公表されました。こちらでは、中小製造業が簡単に、低価格で使えるIoTのアイデアがまとめられています。
さて、内容を見てみますと、かなり面白いアイデアが盛りだくさんとなっています。
例えば、
・RFIDを利用した小ロット多品種ラインの短納期化と品質記録自動化
・既存設備を改造することなく、後付で簡単にIoT化を実現!
・工作機械の3色灯にセンサを取付け、稼働時間を収集するシステム。
・音声入力によるハンズフリーの検査記録を実現
・照明の輝度をネットワークでモニタし、予知保全や検査精度管理を実現・・・
などなど、興味深い内容が予算感や全体構成も含めて見ることができます。
製造業に携わる方には参考になるのではないでしょうか。
最下のリンクから内容を見ることができますので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
(参考)このような画面を見ることができます
【本件の概要】
ロボット革命イニシアティブ協議会(以下、RRI)では、中堅・中小製造業が簡単に、低コストで使えるIoTツール・IoTレシピを募集し、応募いただいたツールやレシピ情報を「スマートものづくり応援ツール・レシピ」として取りまとめました。経済産業省は本取組を支援しており、今後も中堅・中小製造業のIoT活用の推進を図ります。
1.経緯等
欧米企業を中心にIoTの活用による製造業の新たなビジネスモデルの創出が始まっている中、我が国中堅・中小製造業は、IoTで何ができるのか、どのようなデータをどう活用したらいいのか等の悩みを持っています。そのような悩みを抱える中堅・中小製造業が、「高度で手の届かない」という認識を捨て、より簡単に安く使える業務アプリケーションやセンサーモジュール等のツールを着実に活用できることが望ましい姿です。
これまで経済産業省ではRRIと協力し、「WG1:IoTによるビジネス変革WG」において製造業全般におけるIoT活用の推進を行ってきました。上記の背景を踏まえ、昨年には、中堅・中小製造業がより簡単に、安く使える“IoTツール”の募集を行い、106件を「スマートものづくり応援ツール」として公表致しました。今回、2回目の試みとして、IoTツールの募集に加え、個々のツールが「つながった」仕組みである“IoTレシピ”を全国から発掘する取り組みを行いました。
2.結果概要
中小製造業経営者を中心とする選定委員会を踏まえ、応募・提案いただいた中から、96件のツールと28件のレシピを選定し、この度、RRIのHPにて公表致しました。
公表ページ外部リンク
https://www.jmfrri.gr.jp/event/seminar/618/
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