「経営者保証に関するガイドライン」の活用実績等について

先般、金融庁から「経営者保証に関するガイドライン」の活用実績等が発表されました。

事例としては全46事例、内容的には経営者保証に依存しない融資が１９事例、適切な保証金額の設定が４事例、既存の保証契約の適切な見直しが８事例、保証債務の整理が１５事例となっています。

→民間金融機関における「経営者保証に関するガイドライン」の活用実績（PDF：32KB）

「『日本再興戦略』改訂2015」（平成27年６月30日閣議決定）において、活用実績の公表等を通じて、ガイドラインの各金融機関における活用促進等の必要な措置を講じることとされています。

金融庁では、金融機関等によるガイドラインの積極的な活用に向けた取組みが促進され、ガイドラインの浸透・定着、中小企業等の事業展開や早期の事業再生等の取組みの参考に、事例集をとりまとめています。

経営者保証に依存しない融資の一層の促進（１９事例）

○経営者保証を求めなかった事例

○経営者保証の機能を代替する融資手法を活用した事例

適切な保証金額の設定（４事例）

○経営者保証以外の手段による保全状況等を考慮して、保証金額の設定、減額を行った事例

既存の保証契約の適切な見直し（８事例）

○保証契約の期限到来に伴い、経営者保証を解除した事例

○経営者の交替に際し、前経営者の保証を解除し、新経営者から保証を求めなかった事例 等

保証債務の整理（１５事例）

○中小企業再生支援協議会を活用して保証債務を整理した事例

○特定調停を活用して保証債務を整理した事例

○ＲＥＶＩＣを活用して保証債務を整理した事例 等

→「経営者保証に関するガイドライン」の活用に係る参考事例集（平成27年12月改訂版）（PDF：779KB）

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